andu amet

Ethiopia

生産地エチオピアへの旅

人類発祥の地、エチオピア。

澄み渡る青い空とどこまでも広がる乾いた大地。

伝承上では、賢者ソロモン王と絶世の美女シバの女王の子供によって建設されたと言われています。

紀元前4世紀から存在するまるで暗号のような文字、繊細な刺繍がほどこされた純白の民族衣装、ミステリアスなエチオピア正教の儀式と敬虔なひとびとの祈りの声、独自の暦など、長い歴史により育まれた、唯一無二のその文化の深遠さは、訪れた者の心を捉えて離しません。

また、世界でもっとも気高く美しい民の住む地であるとも言われています。

シバの女王の他にも、ギリシャ神話に登場するエチオピアの女王アンドロメダやカシオペアなど、エチオピアの人々の美しさは古代より伝説として語り継がれています。

そんな類い稀な自然や文化を持つ、神秘の国エチオピアですが、一方で最貧国のひとつでもあります。

Ethiopian Sheepskin

究極のレザー
「エチオピアシープスキン」

羽根のように軽く、絹のようになめらか。
触れた瞬間に誰もが幸せになってしまうような繊細な感触でありながら、極めて丈夫なのがエチオピアシープスキンの特長です。
レザーの最高峰として、高級ブランドのハイエンドなアイテムに使用されている希少性の高い素材です。

エチオピアの羊の革には、3つの秘密があります。

羊の品種
世界には羊の品種が1000種以上あるといわれていますが、エチオピアに生息する「セラシエシープ」は、その中でもとくに優れた皮を持っていることで有名です。

標高
標高が高い地では、寒暖差が激しくなり、それによって皮の繊維の一本一本が太くなり、丈夫でありながらも皮革になめしたときの吟面はきめこまかく滑らかになります。

緯度
すばらしい革ができあがるこの3つの条件を奇跡的にすべて兼ね備えたエチオピアの羊ですが、andu ametではその中からさらに厳選された、最もグレードの高いものを使用しています。

さらに、そのグレードの高い革が持つ本来の魅力がもっとも引き立つ、なめしや仕上げを行っています。たとえば、市場に出回る革製品の多くは、表面の「きず」や「まだら」をカバーするために、なめして色を染めた革の上からさらに塗料を吹き付けていることが多いのですが、それらの工程はまるで厚塗りのファンデーションのように、欠点をカバーする代わりに本来の革の質感も覆い隠してしまいます。

andu ametでは、革にもともとある、そんな小さな「きず」や「まだら」などの個体差は、動物たちがエチオピアの大自然の中でのびのびと生きていた証であり、天然の素材の魅力のひとつであると捉えています。そのため、それらを隠すのではなく、革本来の質感がより活きるようなナチュラル仕上げにこだわっています。

Timeless Design

アフリカと日本の美の融合

灼熱の太陽が照らしだすバラやブーゲンビリヤの鮮かさ、どこまでも広がる草原と子供たちの笑い声、ブルーナイル川のきらめき、そして深く静かに澄み切った夜の闇…。

独自の自然や文化により織りなされるアフリカの豊かな色彩の中からandu ametは誕生しました。

また、形や技の多くは、日本の伝統美からインスピレーションを得ています。

例えば寄木細工をシープスキンの端切れで精巧に再現した「モザイクレザー」に、着物の帯結びを模したリボンなど…。

あっという間に価値を失う「モード」や「トレンド」ではなく、時を経ても魅力を放ち続けるものを作りたい。だからこそデザインの過程にも時間をかけて、唯一無二の自由な世界を作り上げるのです。

Craftsmanship

ハンドメイドへのこだわり

一つの革製品が作られるまでには実に様々な工程がありますが、andu ametの製品は、その全てが厳しい訓練を受けた熟練職人の手によって行われています。

例えば裁断。余計な加工が施されない天然仕上げの革は一枚一枚、異なる個性があります。それらを見定め、その一枚が最も生きるように考えながらハサミを入れる作業は、革に命を吹き込む作業とも言えるほど、実は、革製品を作る上で最も重要かつ難しい工程のひとつです。

それから組み立て。やはりそれぞれに異なる革の厚みや強度に合わせ、糊や芯材を足したり減らしたりするにはセンスと経験が必要です。

そして、縫製。皮革は、何度でも修正のきく布製品と異なり、一度でも縫製に失敗すると針穴が開き、強度が落ちてしまうため、本来は縫い直しができない素材です。中でもエチオピアシープスキンは、非常に柔らかく繊細なため、通常の皮革とは比較にならないほど、高い技術を要します。デザインや用途によって、ミシンを使う箇所と手縫いの箇所を使い分けながら、ひと針ひと針丁寧に仕上げていきます。

andu ametのアトリエでは、これらの工程が、一般的な皮革製品の工場のようにラインごとに分けられてはいません。一人の職人が、一つのバッグを作るため、最初のハサミを入れるところから最後のひと針を抜いあげるまでのすべての工程を、責任を持って仕上げます。

機械で一気に切り抜いたり、組み立てたり、縫製したりすれば、時間も手間もコストもかかりません。職人によるハンドメイドであっても、ライン方式であれば、生産効率は高くなります。でもそのようなやり方で作られた製品と、一人ひとりの職人の手により丁寧に作られた製品では、実は見た目の美しさや味わい深さはもちろん強度や耐久性も大きく異なるのです。

Ethical

真の美しさと豊かさを目指して

今、目の前にあるモノの色や形だけを愛でるのではなく、その背後にあるストーリーにまで想いを馳せ、楽しむことができたら、私たちの生活はよりみずみずしく彩られることでしょう。そんなライフスタイルこそが私たちが考える本当の「ラグジュアリー」です。

たとえば、自然や動物への敬意と配慮。
皮革をなめす際には大量の薬品や水が使用されるため、浄化システムの完備が必須ですが、実はエチオピアを始めとする途上国のタナリー(革なめし工場)の数多くでは、未だ十分な環境対策が講じられているとは言えません。andu ametでは、全ての工場を直接訪れ、弊社の環境基準をクリアしていることを直接確認できたタナリーとのみ契約をして委託しています。使用するのは食肉の副産物のみです。

たとえば、途上国の人々が誇りと喜びを持ち続けられるために。
エチオピアは最高級の皮革の産地でありながら、技術力が乏しく、これまでは原料である革の状態での輸出に依存をしていました。それらが、例えばイタリアでなめされるとイタリア製の革となり、フランスで縫製されるとフランス製のバッグとなって付加価値が付くものの、宝の産地であるエチオピアに富はもたらされず、技術も育たない状態が長く続いていたのです。andu ametではそんなエチオピアに直営工房を設立し、若者たちを採用し、日本や先進国の市場にあった高いレベルの技術を指導しています。適正な報酬を支払うのはもちろん、彼らが誇りや喜びを持って働ける環境を提供し、一人ひとりのキャパシティビルディングを支援しています。

たとえば、スローファッションの普及と推進。
andu ametは、短期間で価値をなくし、使い込まれぬままゴミとなる「ファストファッション」ではなく、大切なパートナーのようにいつまでもそばに置き、愛用していただけるような、そんなものづくりを目指しています。そのため、トレンドに左右されないオリジナルのデザインにこだわり、厳選した天然素材を使用し、ハンドメイドで時間と手間をかけて生産しています。時を重ねて造られたものであるからこそ、時が経ち、使い込まれるごとにも味わいを増し、最後まで美しく滅びてゆくのです。また、いつでもどんなアイテムでもお客様への修理を受け付けられるような体制も整えています。

哲学を大切にし、背景にあるストーリーもお伝えすることで、お客様お一人お一人にも豊かで上質な体験をお届けしたい。そのために、見えない生産過程をも妥協せず、真に美しい製品をつくり続けています。

Brand Name

ブランド名に託した想い

エチオピアの言葉・アムハラ語で「一年(ひととせ)」を表す言葉から、andu ametと名づけました。心の底から幸せなとき、試練と対峙しながら成長を遂げているとき、大きな転機を迎えたとき…。

そんな思い出のひとつひとつは、人生を歩んできた証であり、なによりの宝物です。

大切なひととせをともに歩み、人生に寄り添うパートナーのようなバッグをお届けしたい。そんな想いをこめてandu ametと名付けました。

エチオピアの羊をモチーフにしたロゴマークは、エチオピアの文字「アマリニャフィダルガバタ」からインスピレーションを得ており、愛らしい羊ではなくどこかエキゾチックな気配が漂う大人のロゴとしてあしらっています。

エチオピアシープスキンは、使い込むほどに艶と気品が高まります。熟練の職人が情熱を込めてハンドメイドでつくるandu ametのバッグは、丁寧にケアすることで末長く、お使いいただけます。

History

ブランド誕生秘話

国内化粧品メーカーでプロダクトデザイナーとして働いていた鮫島弘子は、当時主流となり始めた大量生産・大量消費の「モノづくり」に疑問を抱き、携わることに限界を感じ始めました。ファッション・ビューティ業界は、シーズンごとに新作が出るため、たとえ素晴らしい出来でも前のシーズンの製品は不要になってしまう。そんな状況下で、「もしかしたら綺麗なゴミを作っているだけなのではないか」という思いにとらわれるようになります。

長く愛用してもらえるような本当にいいものを作りたい。でも本当にいいものとは何だろう。そんな葛藤を抱えながら、ボランティアとしてアフリカを訪れます。

目を覆いたくなるような貧困に戸惑いながらも、ファッションショーやフェアトレードなどのプロジェクトを立ち上げる中、大いなる可能性に巡り会います。原皮の状態で輸出されていたものの紛れもなく上質なエチオピアシープスキンと、貧困にありながらひたむきに情熱を注ぐ職人たちです。

日本を飛び出してから5年、長らく探し求めていた答えを見つけた鮫島は、一旦、アフリカを後にします。

帰国後、ブランドビジネスを学ぶために世界トップクラスのラグジュアリーブランドでマーケティングのキャリアを積みます。ブランドの世界観や哲学、ものづくりへの徹底したこだわりを経験し、世界の頂点に立つブランドたるゆえんを深く理解します。そして、自分が立ち上げようとしているブランドも、多くの方々から愛され、製品を長く愛用していただくために、世界観、哲学、品質のひとつとして欠くことなく育てていくことを決意します。

平日は深夜まで仕事をこなし、週末はエシカルジュエリーブランドやアフリカ系NGOにプロボノとして携わりながら、これまでにないブランドの構想をつくりあげました。そして、「エシカルでありながらラグジュアリーな体験を生み出すブランド」というコンセプトを結実させたのがandu ametなのです。

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