andu amet

Trip to Ethiopia

生産地エチオピアへの旅

人類発祥の地、アフリカのグレートバリアリーフの一角を占めるエチオピア。伝承上、賢者ソロモン王と絶世の美女シバの女王の末裔とされるエチオピアの人々は、世界でもっとも気高く美しい民だとも言われています。原色のドレスや、豪快な笑い声、アップテンポなビート、黒い肌の大柄の人々といったアフリカのイメージはここではことごとく、くつがえされます。

紀元前4世紀から存在する、まるで暗号のような文字、純白の手織りのコットンに繊細な刺繍がほどこされた美しい民族衣装、この国だけでみられる「エチオピア正教」のミステリアスな儀式、敬虔なひとびとの祈りの声、独自の暦、空からみると十字の形をした、世界で唯一の岩窟教会…。
ユネスコの世界遺産の数も12と(2016年現在)アフリカ大陸ではもっとも多く、しかもそのほとんどすべてが文化遺産です。

また前述のシバの女王はじめ、ギリシャ神話に登場するエチオピアの女王アンドロメダやカシオペアなど、古代より伝説として語り継がれているように、この国の人々の美しさは、訪れた者の心を捉えて離しません。現代でも、もっとも成功しているアフリカ系スーパーモデルの多くがエチオピアの出身です。

そんな長い歴史と唯一無二の文化を持つ、神秘の国エチオピアですが、一方で最貧国のひとつでもあります。2011年のエチオピアにおける一人あたり GNI(Gross National Income=国民総所得)は380USDと、同年のサブサハラ地域(アフリカ大陸のうちサハラ砂漠以南に位置する地域)の平均値 GNI1,256USDと比較しても、その4分の1。

絶対的貧困水準(1日の所得が1.25$以下の人口比:%)は31%、人間開発指数は、187カ国中174位(日本は12位)。失業率も20.5%(World Bank:2009年)と高く、特に若年層の失業率が高いことが懸念されています。

Ethiopian Sheepskin

世界最高峰のレザー
「エチオピアシープスキン」

まるで空気のようにふんわりと軽く、赤ちゃんのほっぺのようにしっとりとやわらか。それでいながら、一般的な羊皮と比べ非常に強度が高いのがエチオピアシープスキンの特長です。世界でも最高峰のレザーとして認知されており、超高級外車のシートや、ひとつ数十万円もするようなイヤフォンのイヤーパッドなどに使われる、幻の素材です。

エチオピアの羊の革には、3つの秘密があります。

1つ目は、羊の品種。世界には羊の品種が1000種以上あるといわれていますが、エチオピアに生息する「セラシエシープ」は、その中でもとくに優れた皮を持っていることで有名です。

2つ目は、標高。標高が高いと、皮の繊維のひとつひとつが太くなり、皮革になめしたときの吟面はきめこまかく滑らかになります。エチオピアは標高が高く、私たちのアトリエのあるアディスアベバは世界で3番目に高いところにある首都ですが、羊たちはそこからさらに高い、3000M級のアビシニア高原に生息しています。

3つ目は、緯度です。赤道より南北15度以内のベルト地帯に棲む羊は、太陽の強い日差しから身を守るために皮が薄くて丈夫になるのですが、アビシニア高原は、このベルト地帯にすっぽり入ります。

品種、標高、緯度と、すばらしい革ができあがる3つの条件を奇跡的にすべて兼ね備えたエチオピアの羊ですが、andu ametではその中からさらに厳選し、エチオピアの羊皮の中でももっともグレードの高いものを使用しています。

その上で、そのグレードの高い革本来の良さがもっとも引き立つ、なめしや仕上げを行っています。たとえば、市場に出回る革製品の多くは、表面の“きず”や“まだら”をカバーするために、なめして色を染めた革の上からさらに塗料を吹き付けていることが多いのですが、それらの工程はまるで厚塗りのファンデーションのように、欠点をカバーする代わりに本来の革の質感も覆い隠してしまいます。

andu ametでは、革にもともとある小さな“きず”や“まだら”などの個体差は、動物たちがエチオピアの大自然の中でのびのびと生きていた証であり、天然の素材の魅力のひとつであると捉えています。それらを隠すよりも、革本来の質感がより活きるような仕上げ(素上げ)にこだわっています。

Design

アフリカの色彩感覚と
日本の伝統工芸の美の融合

灼熱の太陽が照らしだすバラやブーゲンビリヤの鮮かさ、ブルーナイル川のきらめき、そして深く静かに澄み切った夜の闇。

アフリカの自然が生み出す独特な色彩から、andu ametのデザインは生まれました。エチオピアの持つ大自然の美しさがモチーフです。

例えば、チマキという現地のフルーツジュース。マンゴーやアボカド、グアバなどが層を織り成すこのジュースにインスピレーションを得て、カラフルなレイヤーのバッグが誕生しました。また、人気のカラー「Green Field(グリーンフィールド)」。これはエチオピアの郊外に広がる草原や、どこまでも続く土の道、温かな太陽の匂いを感じさせる、この穏やかで優しいレイヤードカラーは、エチオピアの田舎にある平和で幸せな風景そのものです。

andu ametは、エチオピアの色彩感覚と日本の伝統工芸の美の融合で、ユニークなデザインを生んでいます。例えば、製品すべてに入っているカラフルなストライプのモザイクレザー。そこには、日本の伝統工芸の「寄木細工」の技法が、皮の端切れで再現されています。

モザイクレザーには、その日、目にした美しい朝焼けの色など現地の職人が考える「HAPPY」も隠されています。独自の発展を遂げた文化や伝統、壮大な自然など、andu ametのデザインはエチオピアの個性を大切に、アーバンで上質なカジュアルスタイルに仕上げています。

Ethical

「次世代のラグジュアリーブランド」の
本当の意味

andu ametは、モノの向こう側にある世界にまで想いを馳せ、より高い幸福感や満足感を得られるような、本質的な意味での豊かな社会を目指しています。

そのために日本をはじめとした先進国の方々に、エシカルなものづくりの価値を伝えたいと考えています。

たとえば、素材の革。素材調達は、化学物質の浄化システムなど環境への配慮を目視で確認できた、信頼できる工場からのみ調達します。また、食用動物の副産物として出た革のみを使用します。革は形状が不定で、不要な部分が生まれがちです。andu ametでは素材をあますところなく使用することを心がけています。それでもどうしても生まれてしまう端切れを組み合わせたのが、ブランドのアイコンであるモザイクレザーです。

たとえば、革のなめし。その工程では、自然環境への影響を最小限に抑えています。エチオピアに数多くあるタナリー(革をなめす工場)の中でも、十分な基準をクリアした浄化システムを備え、厳しい基準に沿った運用をしているタナリーはごく一部。andu ametでは、工場を訪れ、すべての基準をクリアしていることを直接確認できたタナリーとのみ契約をして委託しています。

たとえば、工房の職人。エチオピア現地で採用し、日本基準の技術を習得しています。andu ametはその職人たちによる手仕事を大切にしています。もちろん、健康的で働きやすい環境と、適正な報酬を提供しています。

たとえば、スローファッション。大量生産・大量消費を促すファストファッションではなく、andu ametはいつまでも楽しみながら使っていただけるものづくりを目指しています。素材を厳選し、時間と手間をかけ、自信を持ってお届けできるプロダクトを提供します。また、いつでもどんなアイテムでも購入者への修理を永久に受け付けられる体制も整えています。

ブランドの背景にあるストーリーも大切にし、みなさまにお伝えすることで上質なブランド体験をしていただきたいと思っています。

Brand Name

ブランド名に託した思い

エチオピアの言葉・アムハラ語で「一年(ひととせ)」を表す言葉から、andu ametと名づけました。
心の底から幸せなとき、試練と対峙しながら成長を遂げているとき、大きな転機を迎えたとき…。

そんな思い出のひとつひとつは、人生を歩んできた証であり、なによりの宝物です。

大切なひととせをともに歩み、人生に寄り添うパートナーのようなバッグをお届けしたい。そんな想いをこめてandu ametと名付けました。

エチオピアの羊をモチーフにしたロゴマークは、エチオピアの文字「アマリニャフィダルガバタ」からインスピレーションを得ており、愛らしい羊ではなくどこかエキゾチックな気配が漂う大人のロゴとしてあしらっています。

エチオピアシープスキンは、使い込むほどに艶と気品が高まります。熟練の職人が情熱を込めてハンドメイドでつくるandu ametのバッグは、丁寧にケアすることで末長く、お使いいただけます。

History

ブランド誕生秘話

国内化粧品メーカーでデザイナーとして働いていた鮫島弘子は、大量生産・大量消費の「モノづくり」に疑問を抱き、携わることに限界を感じ始めました。ファッション・ビューティ業界は、シーズンごとに新作が出るため、たとえ素晴らしい出来でも前のシーズンの製品は不要になってしまう。そんな状況下で、「もしかしたら綺麗なゴミを作っているだけなのではないか」という思いにとらわれるようになります。

長く愛用してもらえるような本当にいいものを作りたい。でも本当にいいものとは何だろう。そんな葛藤を抱えながら、ボランティアとしてアフリカを訪れます。

目を覆いたくなるような貧困に戸惑いながらも、ファッションショーやフェアトレードなどのプロジェクトを立ち上げる中、大いなる可能性に巡り会います。原皮の状態で輸出されていたものの紛れもなく上質なエチオピアシープスキンと、貧困にありながらひたむきに情熱を注ぐ職人たちです。日本を飛び出してから5年、長らく探し求めていた答えを見つけた鮫島は、一旦、アフリカを後にします。

帰国後、ブランドビジネスを学ぶために世界トップクラスのラグジュアリーブランドでマーケティングのキャリアを積みます。ブランドの世界観や哲学、ものづくりへの徹底したこだわりを経験し、世界の頂点に立つブランドたるゆえんを深く理解します。そして、自分が立ち上げようとしているブランドも、多くの方々から愛され、製品を長く愛用していただくために、世界観、哲学、品質のひとつとして欠くことなく育てていくことを決意します。

平日は深夜まで仕事をこなし、週末はエシカルジュエリーブランドやアフリカ系NGOにプロボノ(※)として携わりながら、これまでにないブランドの構想をつくりあげました。そして、「エシカルでありながらラグジュアリーな体験を生み出すブランド」というコンセプトを結実させたのがandu ametなのです。

※プロボノ(Pro bono):各分野のプロフェッショナルな知識・スキル・経験を提供するボランティア活動。andu ametでも現在約20名のプロボノが活躍している。

Goal

andu ametの目指す未来

本物の追求、誇りと喜び。そこにあるモノの形、あるいは商品の価格だけを見るのではなく、その背後にあるストーリーにまで想いを馳せ、楽しむこと。

生活者や生産者ひとりひとりがこのような価値観を持つことができれば、私たちの生活はよりみずみずしく彩られることでしょう。

それこそが私たちが考える本当の“ラグジュアリー”です。お客さまにそんな体験をしていただけるよう、丁寧にそして真摯に製品をつくり続けています。

ひとつの製品が形になるまでには、気が遠くなるほど長い工程を経ています。エチオピアの現地職人たちによる高い技術が、長きにわたりエチオピアに根付いてゆくこと。それが、andu ametが目指すサステナブルなものづくりの一環です。そして私たちは、時代にとらわれず、永く使っていただけるデザインを追求します。シンプルで洗練された美しさと、大人の遊び心を持ち合わせたデザイン。

さらに、私たちのブランドのストーリーを要所に見つけることができるようなディテール。こうした条件を満たす、最高のクリエイティビティによって、本当によい製品を求めるお客様に、ご満足いただける製品を提供し続けます。

日々消費されていく流行りものでもない。関わる全ての人びとが、自らに誇りを持ち、喜び満ち溢れるような新しい価値を感じていただける製品を提供するブランドを目指しています。

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